『東南アジア考古学』第44号(2025年2月刊行)掲載原稿概要一覧
| 種別 | 研究ノート |
| タイトル | ベトナム南部・中部の鉄器時代ならびに初期歴史時代の遺跡における植物圧痕分析 |
| 著者 | 山形 眞理子、中山 誠二、グエン・カイン・チュン・キエン、グエン・クォック・マイン、グエン・ホアン・バク・リン |
| 掲載ページ | 5-22 |
| 要旨 | 本稿ではベトナム南部と中部の鉄器時代から初期歴史時代にかけての遺跡について、出土土器の表面に残された圧痕をレプリカ法によって分析した結果を報告する。南部ではオケオ文化(後1世紀~10世紀)、中部ではサーフィン文化(前4世紀~後1世紀)と初期歴史時代のチャーキュウ遺跡・ゴーカム遺跡(後2世紀以降)の土器を対象としてレプリカ試料を採取し、12 点の試料から植物起源の圧痕を検出した。イネ(Oryza sativa)と同定された試料のなかには細長いタイプのイネ籾もある。植物考古学の調査研究が必ずしも進んでいない地域と時代の土器にレプリカ法を適用し、その結果について初歩的な考察を行う。 |
| キーワード | レプリカ法、植物圧痕分析、オケオ文化、サーフィン文化、チャーキュウ遺跡 |
| 掲載言語 | 日本語 |
| 種別 | 研究ノート |
| タイトル | アンコール・ボレイ遺跡の土器研究―アンコール・ボレイ博物館所蔵資料に関する技術・形態的側面からの再検討― |
| 著者 | 横山 未来 |
| 掲載ページ | 23-39 |
| 要旨 | カンボジア南部タケオ州に位置するアンコール・ボレイ遺跡は「扶南」の都に比定される重要な都市遺跡のひとつであり、先史から続く土器文化が確認されている。本稿では、先行研究の課題を抽出し、先史からプレ・アンコール時代(国家形成・発展期)の社会的背景を物質文化の側面から考察するという課題に向けた基礎研究(ケーススタディ)としてアンコール・ボレイ博物館所蔵の土器資料の再調査を実施した。土器の基本器種組成の把握および技術・形態的特徴に基づく観察を行うとともに、先行研究の成果や周辺遺跡の資料と比較し、器種ごとの年代を把握した。その結果、アンコール・ボレイ遺跡では、伝統的な叩きづくりから新しい回転台技術の導入と定着という変遷が見出だされ、土器づくりを通して新しい技術を導入しながら徐々に社会体系を整えていく様相が想定できた。また、今後周辺遺跡の出土遺物の変遷や同時代の地域間交流の実態を把握し、比較・検討することで、社会の発展過程とその背景をより具体的に明らかにできると考える。 |
| キーワード | カンボジア、アンコール・ボレイ遺跡、土器 |
| 掲載言語 | 日本語 |
| 種別 | 研究展望 |
| タイトル | COVID-19を経験した東南アジア地域の今 ―文化遺産・博物館・観光産業の事例を中心に― |
| 著者 | 大坪 聖子、白石 華子 |
| 掲載ページ | 43-50 |
| 要旨 | 世界中を大混乱の渦に陥れたCOVID-19は、東南アジア諸国連合(ASEAN)においても、ウイルスの蔓延により感染が拡大し、一時は深刻な事態に陥っていた。東南アジアにおけるパンデミックの襲来は、「文化遺産」「博物館」「観光産業」の領域にも大きな影響を及ぼしていく。本稿では新たな研究分野「COVID-19研究」の概要と意義を述べ、その研究動向について紹介する。本題として文化遺産・博物館・観光産業の観点から、東南アジア地域のタイとラオスにおけるCOVID-19の影響を事例に挙げて検証し、さらにCOVID-19研究の展望について考えてみる。 |
| キーワード | COVID-19研究、東南アジア地域(タイ・ラオス)、文化遺産、博物館、観光産業 |
| 掲載言語 | 日本語 |
| 種別 | 書評 |
| タイトル | 小野 林太郎 編著『島世界の葬墓制 -琉球・海域アジア・オセアニア-』 |
| 著者 | 山極 海嗣 |
| 掲載ページ | 53-56 |
| 要旨 | - |
| キーワード | - |
| 掲載言語 | 日本語 |
| 種別 | マングローブ通信 |
| タイトル | 追悼 エリザベス・ムーア教授 |
| 著者 | 田代 亜紀子 |
| 掲載ページ | 57-58 |
| 要旨 | - |
| キーワード | - |
| 掲載言語 | 日本語 |
| 種別 | マングローブ通信 |
| タイトル | SEAMEO SPAFA 東南アジア考古学・芸術国際会議 2024 参加速報 |
| 著者 | 北原 優、黒岩 千尋、下田 一太、ニム ソテイーヴン、丸井 雅子 |
| 掲載ページ | 59-62 |
| 要旨 | - |
| キーワード | - |
| 掲載言語 | 日本語 |
| 種別 | マングローブ通信 |
| タイトル | Report on symposium and workshop “The Traditional Ceramic Making in Cambodia” |
| 著者 | YOKOYAMA Miku, CHHUM Menghong, UM Vutha, TEP Sokha, SAN Chanthoeurn, BIN Sarith, LEAK Siphanna, OUK Vannarith, PO Leangmouy, TAO Marady |
| 掲載ページ | 63-66 |
| 要旨 | - |
| キーワード | - |
| 掲載言語 | 英語 |