東南アジア考古学会会員各位
東南アジア考古学会では、2025年度研究大会を12月13日(土)・14日(日)の2日間にわたり開催いたします。
初日(12月13日)には、会員研究発表(自由研究発表)として、5名の会員による発表を予定しております。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
2025年度 東南アジア考古学会研究大会
2025年12月13日(土)14:00-17:10(13:50Zoomミーティング入室開始予定)/会員研究発表(オンライン)
2025年12月14日(日)13:00-17:00(12:40開場)/研究大会(対面・オンライン)
【12月13日開催:会員研究発表開催概要とプログラム】
開催日時:2025年12月13日(土)14:00-17:10(13:50Zoomミーティング入室開始予定)
開催形態:オンライン(Zoom・要事前登録)
[プログラム
13:50 Zoomミーティング入室開始予定
14:00 開会挨拶、注意事項等説明(担当委員)
*発表20分、質疑応答10分
14:10-14:40
Nguyen Thi Thanh Ngan(金沢大学博士後期課程)
「Sharing Community Engagement in Archaeology: Re-thinking about public archaeology, a case study at Oc Eo-Ba The site complex, An Giang Province, Vietnam
14:40–15:10
山形眞理子(立教大学)、グエン・ヴァン・クアンNguyễn Văn Quảng(フエ大学科学大学)、宮原健吾(京都市埋蔵文化財研究所)、久保純子(早稲田大学)、鈴木朋美(橿原考古学研究所)
「ベトナム中部・フエ市タインロイ遺跡の測量調査に関する速報的報告」
15:10-15:40
仲程祐輝(那覇市市民文化部文化財課)
「17世紀以降の沖縄本島の銭貨流通-台湾との比較を視野に入れて-15:40–16:00 休憩
16:00-16:30
Nhim Sotheavin(上智大学アジア人材養成研究センター)
「Braḥ Dhātu: Sacred Relics and Religious Change in the Middle Period Cambodia (14th-19th century)」
16:30-17:00
下田一太(筑波大学)
「水利都市アンコールの端緒:サンボー・プレイ・クックにおける水管理システムの痕跡」
17:00-17:10 閉会挨拶、研究大会予告(担当委員)
参加登録:以下のURLからお申し込みください。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/sRPP15PTR3KSpD3JqPHnaA
登録後に、メールアドレス宛にミーティング情報が送信されます。大切に保存してください。
なお、上記のミーティングアドレスは、会員研究発表(自由研究発表、12月13日開催)のものです。12月14日開催予定の研究大会のものとは異なります。ご参加の際は、お間違いのないよう、どうかご注意ください。
問い合わせ先:
東南アジア考古学会例会担当委員
jssaaseminar★gmail.com
(★は@に置き換えてください。)
【12月14日:研究大会開催概要とプログラム】
東南アジア考古学会主催、上智大学アジア文化研究所共催
開催日時:2025年12月14日(日)13:00-17:00(12:40開場)
開催形態:対面(於上智大学四谷キャンパス12号館1階102教室)とオンライン(Zoomウェビナー)とのハイブリッド型開催です。参加者人数把握のため、参加登録へご協力くださいませ。この案内末尾に参加登録について記載しています。Zoom情報は開催1週間前頃にご案内します。
キャンパス|上智大学 https://www.sophia.ac.jp/jpn/aboutsophia/access/campus/
*日曜日も正門、北門、東門利用可能です。会場へは北門が便利です。
テーマ:「遺跡のヒストリオグラフィ:考古学・地域研究・文化遺産論」
大会趣旨:2025年度の研究大会は、「遺跡のヒストリオグラフィ」を掲げ、これまで王権や国家の産物としての切り口が主流であった遺跡観やその歴史観を問い直します。考古資料、地域の伝承や記録、そして文化遺産保護等の異なる史資料とアプローチを通じて、遺跡に包摂される地域社会の歴史と文化は、どのように叙述することが可能となるのでしょうか。
考古学を主軸のディシプリンとする当学会において、遺跡の歴史叙述の可能性を考古学・地域研究・文化遺産論という異なる視座から探るこの作業は、ディシプリンを超えた遺跡をめぐる学問知創造の一歩となることが期待されます。
基調講演には、北條勝貴氏(上智大学文学部)をお迎えし、パブリック・ヒストリーの展開と地域との協働による「場」の記録・記憶の掘り起こし作業についてご講演いただきます。
基調講演に続き、会員の田代亜紀子、石井龍太、丸井雅子が、それぞれのフィールド(インドネシア・ボロブドゥール、琉球・宮古、カンボジア・アンコール)を中心とした発表をおこないます。
[プログラム]
「遺跡のヒストリオグラフィ:考古学・地域研究・文化遺産論」
総合司会:小野 林太郎(国立民族学博物館)
13:00-13:10 開会挨拶・主旨説明 丸井 雅子(会長)
13:10-14:10 基調講演
北條 勝貴(上智大学文学部)
「忘れられたケモノたちを呼び起こすということ──近代毛皮獣養殖のパブリック・ヒストリーから──」
(*以下発表時間は5分の質疑応答時間を含みます)
14:15-14:50 発表1
田代 亜紀子(北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院)
「ヘリテージとコミュニティのエンパワメント:ボロブドゥル遺跡を中心に」
14:55-15:30 発表2
石井 龍太(武蔵大学人文学部)
「宮古島猪俣集落を巡るパブリック・ヒストリー」
15:35-16:10 発表3
丸井 雅子(上智大学総合グローバル学部・アジア文化研究所)
「アンコール遺跡のなかの“周縁”:ナラティブのゆくえ」
16:20-17:00 総合討論
17:00 閉会挨拶
参加登録:12月14日開催研究大会へ会場及びオンライ参加のかたはいずれも事前に参加登録(Google Form)をお願いいたします。
https://forms.gle/ThMHmGQzHNB3JnsX7
懇親会:大会終了後17:30頃より四ツ谷駅近辺で懇親会を予定しています。参加費は1人4000円程度の見込みです。参加希望の方は上述参加登録フォームから12月5日(金)までにお申し込みくださいませ。予約の都合上、懇親会参加を申し込みされた方はキャンセルができませんのでご注意くださいませ。ご理解のほどをお願い申しあげます。
【東南アジア考古学会】
大会委員:小野林太郎(大会委員長)、田中和彦、山極海嗣、横山未来、石井治一
事務局:丸井雅子(会長)
jssaaboard24★gmail.com
(★は@に置き換えてください。)
2025年度 東南アジア考古学会研究大会開催案内