例 会

 New!
第250回例会
日時:2016年9月24日(土) 15時〜17時(開場は14時30分)
会場:上智大学四ツ谷キャンパス 12号館3階303教室
 ※土曜日は北門は閉じておりますので、正門あるいは東門から入構お願いいたします。
  会場までのアクセス及びキャンパスマップはこちら http://www.sophia.ac.jp/jpn/top/info/access

【夏期調査報告会】

報告1. 15:00~15:40  齋藤 正憲 (東日本国際大学客員准教授)

「インド・ニューデリーおよびその近郊における土器づくり民族誌」

概要:2016年8月、インド・ニューデリーおよびその近郊(ハリアナ県)において、土器づくりにかんする民族誌調査を実施した。インドでは現在においても土器づくりが盛んであり、首都ニューデリーにおいても、いくつもの工房群が操業しているようである。本調査では、ウットム・ナガル、パルジャパティ・コロニーにおける土器群を取材した。同地では、土器づくりカースト(クマール)が多く居住し、主としてロクロによって土器を成形し、主に昇焔式窯に依拠して焼成していた。他方、隣県・ハリアナのジャジャル村、チャウニ地区における土器づくりについても、観察することができた。基本的な技術およびその構成には目立った違いは観察されなかったが、後者・チャウニでは、窯焼成に並んで、覆い焼きに拠る焼成技術が色濃く残されており、とくに関心を惹いた。本報告では、パルジャパティおよびチャウニの土器づくりを紹介し、現代インドにおける土器製作技術の一端を確認したいと思う。

報告2. 15:40~16:20 久保 真紀子 (日本大学)

「タ・プロームの浮彫調査(仮)」

報告3. 16:20~17:00 吉田泰幸・飯塚義之・山形眞理子・深山絵実梨・鈴木朋美 (鈴木による代理報告)

「携帯型X線装置を用いたベトナムにおける石製品石材調査」

 *上智大学アジア文化研究所との共催で開催します。

第249回例会 日時:2016年7月16日(土) 15時~17時(開場は14時30分)
会場:早稲田大学戸山キャンパス 36号館382教室(東京メトロ東西線「早稲田」下車徒歩3分)

発表者:大橋康二氏(NPO法人アジア文化財協力協会理事長) 
題目:「カンボジア・ラオスの貿易陶磁器」
*NPO法人アジア文化財協力協会との合同講演会として開催いたします。
第248回例会  日時:2016年6月11日(土) 18時~20時
会場:早稲田大学戸山キャンパス 36号館682教室
発表者:石井龍太氏
題目:「琉球諸島の近世近代集落調査-崎山村跡、底川村跡2015,16年度調査報告-」
 
第247回例会
日時:2016年4月27日(水) 16時-18時
会場:早稲田大学戸山キャンパス 36号館682教室(東京メトロ東西線「早稲田」駅下車徒歩3分)

発表者:深山絵実梨
題目:「海のシルクロード成立期の装身文化の変容-広西の事例から-」


第246回例会

日時:2016329日(火)15−17

会場:早稲田大学戸山キャンパス 32号館225教室(東京メトロ東西線「早稲田」駅下車徒歩3分)

発表者:田畑幸嗣(早稲田大学)杉山洋(奈良文化財研究所)佐藤由似(奈良文化財研究所)
発表題目:「カンボジア、ヴィール・スヴァイ窯の発掘調査」

 

第245回例会
第245回例会会場はいつもの早稲田大学ではなく、横浜情報文化センターとなっております。

日時:2016年2月7日(日)14:30~16:00
会場:横浜情報文化センター7階小会議室 (横浜市中区日本大通11番地)
   みなとみらい線「日本大通り駅」3番 出口徒歩0分/JR「関内駅」南口徒歩10分
   /横浜市営地下鉄「関内駅」1番出口徒歩10分


発表者:田中和彦(上智大学言語教育研究センター非常勤講師)
題目:「考古学からみたマニラ」 
なお、例会終了後の16:00から会場隣の横浜ユーラシア文化館にて、田中先生による現在開催中の企画展「貿易都市マニラの栄光-考古学が語る太平洋航路の成立と発展-」の展示解説が行われます。こちらも是非ご参加ください。

[横浜ユーラシア文化館 HP]
http://www.eurasia.city.yokohama.jp/

 
第243回例会


日時:2015年10月10日(土)  15:00~17:00
会場: 早稲田大学戸山キャンパス  36号館6F682教室 (東京メトロ東西線「早稲田」下車徒歩3分)

発表者:西本 真一(日本工業大学)
題目:「西洋古代建築とクメール建築との構法の比較」

[発表概要]
SAの基礎研究グループ長として数年間にわたり、クメール建築の石造構法を古代エジプト・ギリシャ・ローマと比較する試みをおこなってきた。人間が石材を扱う上での共通点の他、相違点を指摘し、この20年間で日本隊が建築学的に果たした成果問題点、また今後の課題を併せて論じることとする。


第244回例会
 
日時 2015年10月14日(水)18:00−20:00
会場 上智大学四ツ谷キャンパス中央図書館9階(L-921)(通常の例会とは会場が異なります。ご注意ください。)
*会場へのアクセス・キャンパスマップ詳細は、上智大学HPをご確認ください http://www.sophia.ac.jp/jpn/top

第244回例会は、上智大学アジア文化研究所文化遺産研究会、上智大学アジア人材養成研究センターとの共催で、カンボジアにおける文化遺産保存活動についてのワークショップとして開催いたします。

テーマ「地域史としての遺跡保存活動:世界遺産アンコールにおける試み」 

[ワークショップ概要]
地域の人々と共に進める遺跡保存活動とは何なのか。カンボジアのアンコール遺跡を事例として、経験・記憶の保存と共有および相互理解の重要性を提示し、具体的な取り組みを紹介します。

開場 17:30
1.はじめに 丸井雅子(アジア文化研究所/総合グローバル学部)18:00-18:10
2.「文化遺産教育・普及活動」18:10-18:40
   ニム・ソティーブン(アジア文化研究所客員所員/上智大学非常勤講師)
3.「記憶・経験の継承:アンコール遺跡の語り部たち」18:40-19:30
   丸井雅子
4.「遺跡をめぐる昔がたり」19:30-19:50
   ピン・パクダイ(上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科地域研究専攻博士後期課程)
終了 20:00

*会場内に発表に関連したポスターを掲示します。ぜひ併せてご覧ください。

 
第242回例会
日時:2015年9月26日(土)16:00~17:30
会場:早稲田大学戸山キャンパス 36号館682教室(6階)

9月の例会は夏期調査報告会です。様々な地域で活躍する会員相互の交流の機会でございますので万障お繰り合わせの上、是非ご出席下さいませ。

<報告1> 発表者:下田一太(筑波大学),田畑幸嗣(早稲田大学)

題目:『サンボー・プレイ・クック遺跡群における夏季調査概要』
概要:カンボジア,コンポン・トム州に位置するプレ・アンコール期の都城址「サンボー・プレイ・クック遺跡群」における以下3件の活動概要を報告したい。
1. 2015年3月より開始した都城地区中央に位置するマウンド遺構(M90)における発掘調査の経過報告
2. 2015年8月に実施したRobang Romeas寺院における発掘調査報告
3. 2015年8月に実施したカンボジア人若手育成事業の報告(国際交流基金による支援事業)

<報告2> 発表者:齋藤正憲(早稲田大学文学学術院非常勤講師)

題目:『インドネシア、カリマンタンの土器づくり』
概要:アジアの土器づくり民族誌に関心を抱く報告者はこれまでに、インドネシア、ジャワ島ならびにスマトラ島においてフィールドワークを実施してきた。インドネシアの土器づくりの全貌を把握すべく、2015年8月、カリマンタン島における現地調査を計画した。その成果について、報告したい。

<報告3> 発表者:片岡修(関西外国語大学・国際言語学部)、Richard K. Olmo (現Historic Preservation Office)

題目:『グアム島アガ・トンガン遺跡第2次調査の成果と課題』
概要:3月の試掘調査成果に基づき、今夏グアム島最南端のアガ・トンガン遺跡の第2次発掘調査を実施した。本発表では、その調査の経緯や目的や成果や課題について紹介させていただきたい。

 
第241回例会
日時:2015725日(土)15:0017:00
会場:早稲田大学戸山キャンパス36号館682教室(6階)

発表者:坂井
隆(国立台湾大学芸術史研究所)
発表題目:「世界文化遺産は誰のものか-東南アジアを中心とする登錄の経緯等について-」

 [発表要旨]
 ユネスコの世界文化遺産制度は「人類共通の遺産」というモットーのもとに生まれ、ボロブドゥールの修復など東南アジアはその成立に貢献した国際協力事業が実施された地域である。しかしプレアビヒアの登録を契機にカンボジアとタイの間で数回の銃撃戦が起き、少なくない犠牲者が出たことは記憶に新しい。これは過去と現在の国境不一致が文化遺産帰属問題に発展したものだが、同様の問題は北朝鮮と中国の間で起きた高句麗遺産の登錄過程でも見られる。
 一方、日本に併合された琉球王国の首里城跡は日本の世界遺産として登錄されたが、その破壊の経緯から考えても他の日本の世界文化遺産とは同列に扱えないものである。似た例は、ベトナムに併合されたチャンパ王国の聖地ミソンがある。同時期の登錄となったホイアンとは異なった登錄経緯があるだけでなく、ベトナム政府はベトナム戦争に関する「負の遺産」としての公開効果も考えていた。世界遺産制度はあくまで遺産条約を批准したユネスコ加盟国・地域のみが、申請権を持っている。そのため申請国と本来的な遺産建設者の間で齟齬があることは少なくなく、特に植民地支配者の建設した遺産をどのようにかんがえるかでは、フィリピンの世界遺産バロック教会群とインドのシヴァージー・ターミナスでは異なった状態が指摘できる。

 以上の例をもとに、破壊や修復というハード問題ではなく、登錄申請経緯より世界文化遺産を見つめ直し、「人類共通の遺産」が誰のものなのかを考えたい。


240回例会  
日時:2015年6月13日(土) 15:00~17:00
会場:早稲田大学 戸山キャンパス36号館682教室

発 表 者:齋藤正憲氏 (早稲田大学文学学術院 非常勤講師)
発表題目:「ジャワ、スマトラの土器づくり」

[発表概要]
土器づくり民族誌に関心を寄せる報告者はインドネシア・ジャワ島およびスマトラ島でフ関連するフィールドワークを実施した。結果、以下のような事象を確認しえた。すなわち、ジャワ島・ブミジャヤではさまざまな成形技術・焼成技術の共存をみた。他方、同じジャワ島のカラワン、プレレッドでは、ロクロ(回転台)成形・昇焔窯焼成を基調とする製作技術に傾斜していた。プレレッドの陶工はスマトラ島へも転出し、技術の移植が認められた。他方、スマトラ島中部・ガロガンダン村では叩き成形・野焼きによる土器づくりがみられた。同村に住まうのはミナンカバウ族であり、ミナンカバウといえば、母系社会の要素を色濃く残していることで知られている。独特の社会システムが土器づくりに如何なる影響を及ぼすのか、婚姻や命名法をめぐる民族誌を紹介しつつ、検討を加えてみたい。

 
239回例会
日時:2015年4月18日(土) 14:30~16:30 (開場は14時より)
会場:専修大学神田5号館541教室 
    (東京都千代田区神田神保町3−8/
     JR水道橋駅西口より徒歩7分 東京メトロ九段下駅出口5より徒歩3分 同神保町駅出口A2より徒歩3分)

発表者と題目:
  14:30~15:30 大橋 康二(NPOアジア文化財協力協会理事長)
        「ヨーロッパ向けと日本出土の典型的柿右衛門様式の特徴」
  15:30~16:30 野上 建紀(NPOアジア文化財協力協会理事長)
        「太平洋を渡った陶磁器」

NPOアジア文化財協力協会との共催による例会です
 
238回例会
日時:2015年3月28日(土) 15:00~17:00
会場: 早稲田大学 戸山キャンパス 36号館(6F)682教室

発表者:菅澤 由希(筑波大学大学院)
     下田 一太(筑波大学)
     田畑 幸嗣(早稲田大学)

題目:「クメール古代都市サンボー・プレイ・クック遺跡群の都城区における基礎調査」
 237回例会 共催:中部人類学談話会、東南アジア考古学会
協賛:南山大学人類学研究所

公開研究会「海人・海民の考古学:東南アジアからオセアニアへ」
この研究会では日本の民俗学者、民族学者、歴史学者あるいは考古学者が提唱してきた海人・海民という概念を近年の人類学の成果のもとに再考し、日本発の分析概念が国際的に通用するか否かを検討することを目的とする。 
後藤は宮本常一、谷川健一、大林太良、網野善彦、森浩一などが提唱してきた海人・海民という概念をリビューし、考古学的事例あるいは日本古代史の海人族(あまぞく)などを概観したあと、インドネシアの海上時製作民・マレ島民の事例を紹介する。
小野は東南アジアにおける現代の海民であるサマ・バジャウ人の事例を紹介しつつ、こうした東南アジアの海民集団や社会の系譜を考古学的に検討する。その上で考古学者ソルハイムがかつて提出したヌサンタオ仮説を紹介、検証し、東南アジアにおける海人・海民的文化・社会要素がどのような系譜、あるいはプロセスを経て形成された可能性があるかについて、考古・民族学的資料を中心に検討する。
石村はオセアニアにおける社会階層化について、特に西ポリネシア地域とくに階層化社会が発展するトンガ海洋帝国の段階に至るまでの過程を検討する。そのうえで、海を通じた交易・交流が王権を生成するプロセスに着目し、同様に海洋世界である東南アジア地域とオセアニアとの間に、どのような差異があるのかについても議論したい。

日時:2015年1月25日 13:30~17:30
会場:南山大学名古屋キャンパス R31教室

<プログラム>
13:30-14:30 後藤 明(南山大学:海洋人類学、天文人類学、物質文化研究)
「海人・海民の概念とその意義:インドネシアの土器製作民・マレ島民を事例に」

14:30-15:30 小野林太郎(東海大学)
「東南アジアにおける海人・海民とその系譜:ヌサンタオからサマ・バジャウまで」

15:45-16:45石村 智(奈良国立文化財研究所)
「シャクトリムシから王権へ:オセアニアにおける海の社会の階層化」

16:45-17:30質疑応答 

236回例会 
日時:2014年12月20日(土) 15:0017:00
会場:早稲田大学戸山キャンパス 36号館 682教室

発表者:田村 朋美
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 埋蔵文化財センター 保存修復科学研究室

題目:「インド・パシフィックビーズの考古科学的研究 -日本およびカンボジア考古遺物を中心に-

要旨:これまでの考古学的な調査から、ある共通の特徴を有するガラス小玉が西はアフリカ大陸東岸部からインド南部を経て東南アジア各地に至るまでの地域に分布することが明らかとなっている。これらはインド・パシフィックビーズ(Indo-Pacific Beads)とよばれ、最も古い生産遺跡と考えられている南インドのアリカメドゥ遺跡の成立によって始まり、その後、東南アジア各地に生産地が拡散したといわれている。さらに近年の調査で同様のガラス小玉が朝鮮半島や日本列島でも大量に発見されており、その数は数十万点にものぼる。
 今回、カンボジア南部のアンコール・ボレイ遺跡で表採されたガラス小玉について、X線透過撮影法や蛍光X線分析法、X線回折法などを用いて材質・構造調査を実施する機会を得た。その結果、これらのほとんどが典型的なインド・パシフィックビーズであり、化学組成も日本列島で出土するものときわめて類似することが明らかとなった。これらのインド・パシフィックビーズの詳細な生産地や交易ルートの特定が課題であるが、古代における活発な遠隔地交易の姿を垣間見ることができる。

 235回例会
  
 日時:2014年10月11日(土) 16:00~18:00
場所:早稲田大学戸山キャンパス36号館681教室 
発表「ベトナム考古遺物の化学分析-古銭、銅鼓、玉器から得られた最近の成果」
飯塚義之(中央研究院地球科学研究所)

要旨
*ベトナム北部の一括出土銭の冶金学的研究*
(飯塚義之、内田純子、菊池誠一、三宅俊彦、廣木由美子、西川和孝)
北部ベトナムで15世紀から19世紀にかけて流通していたと考えられる、約3万枚を越える一括出土銭から、銘を元に40枚の中国銭、54枚のベトナム銭を選んで、その断面の電子顕微鏡観察と化学分析を行なった。その結果、以下の知見を得た。
1. 品質の劣る古銭は、鉛を使用し、重さを調整している。
2. ベトナム銭の青銅銭から真鍮銭への移行は、1740年以降と考えられる。
3. それ以前は、同年代の製造であっても、中国銭は真鍮製で、ベトナム銭は青銅製であった。
4. 中国真鍮銭の銅と亜鉛の配合率は、時代と共に変化し、化学的には錆(酸化)に強くなる。
5. 酸化亜鉛(トタン)による皮膜加工が多くの古銭から観察される。
6. 真鍮の化学組成の推移と皮膜加工は、海運の発展と因果関係があるものと思われる。
7. 日本産の古銭はヒ素を含む。このことによって、化学的にも容易に区別できる。

*内部構造と化学組成からみた銅鼓の鋳造技術-台北私蔵銅鼓について*
(飯塚義之、内田純子)
宋文薫院士の旧蔵銅鼓について従来の研究では例のない器壁内部の構造の観察やその金属相の化学分析を行った。本鼓の脚部下端の接地部は、内面へ向かって突出し、断面三角形を呈している。銅鼓本体はわずかに砒素を含む青銅によって作られ、脚部接地部三角稜には、断面円形のほぼ純鉄製の鉄線が包埋されており、分析結果から鋳造当時のものであると判断した。形態と紋様の特徴全般から判断して、本鼓は今村の分類による「ドンソン系I2a式」(紀元前2~1世紀)に相当する。この銅鼓はベトナム北部紅河下流域からタインホア(Thanh Hóa)省の地域で、戦国~漢代にかけての青銅器、鉄器製作技術などの影響を受けて鋳造された可能性が高いと推定される。

*ベトナム北部、ハイフォン省チャンケン遺跡から出土した円芯石材の非破壊化学分析報告*
(飯塚義之、深山絵実梨、鈴木朋美、山形眞理子、グエン・ティ・ビック・フオン)
ベトナム北部、ハイフォン省に位置する新石器時代の玉器製作遺跡、チャンケン (Trang Kenh)遺跡から出土した、玉芯(くりぬかれた円盤状の石材)について、当遺跡出土品である数百以上の玉芯から22試料を選び、走査型電子顕微鏡による観察と非破壊化学分析を行なった。分析したすべての試料は、典型的な繊維質構造を持つネフライト製で、その化学成分から、主として透閃石(tremolite) 質と緑閃石 (actinlite)質に区分できた。白色を呈する透閃石岩はチャンケン遺跡から出土したネフライト石材のほとんどを占めている。本分析から、チャンケン遺跡で出土する大量のネフライト玉芯や廃材の主たる原石である透閃石岩ネフライトは、当遺跡周辺に分布する石灰岩質岩体がその来源である可能性を指摘したい。一方で、数は少ないものの当遺跡で確認された緑閃石岩ネフライト石材の化学組成は、現在までに確認されているベトナム北部あるいは東アジア近傍に産するネフライトに一致せず、来源については、いまのところ不明である。
234回例会
   New!
 日時:2014年9月27日(土)16:00〜18:00 
 場所:早稲田大学戸山キャンパス36号館682教室
「夏期調査報告会」

報告1
菊池誠一(昭和女子大学教授)、小野田恵(昭和女子大学博士後期課程)
 『2014年度昭和女子大学ベトナム・ホイアンの考古学調査』
 昭和女子大学、菊池研究室が2006年よりおこなっているベトナム・ホイアンでの発掘調査資料の整理調査における結 果報告です。今回は学部生とともに「日本橋地点」の整理調査をおこない、発掘含めこれまでの調査全てを無事に終 えることができました。

報告2
山形眞理子(金沢大学特任教授)、宮原健吾(公益財団法人 京都市埋蔵文化財研究所)、深山絵実梨(早稲田大学博士後期課程)、加藤南(早稲田大学修士課程)
 『ベトナム中部・チューキュウ東城壁出土遺物の整理作業および遺跡立地分析』
 ベトナム中部・クァンナム省ズイスエン県チャーキュウTra Kieu遺跡は、林邑の王都典冲、チャンパの王都シンハープ ラに比定されている都城遺跡である。チャーキュウ遺跡では仏領期以来、城内の幾つかの地点で発掘調査が行われ てきた。その結果、初期の居住が後2世紀にさかのぼることが明らかになっている。一方、現在も基底部幅30m、水田 面との比高差1.5mほどの規模で残る方形の城壁については、ハノイ国家大学が南城壁を横断するトレンチ発掘を実 施したことがあるが、詳細な報告は行われていない。2013年3月および8月、ベトナム南部社会科学院考と金沢大学  による共同調査として、チャーキュウ東城壁北端部において発掘調査を実施した。本発表では、今夏おこなった本発 掘出土遺物の整理作業を通して明らかになりつつある、多くの瓦や土器について簡単な報告をおこないたい。また、
 GPS測量などを通して得られたチャーキュウ周辺の立地分析経過も報告に含めたい。

報告3
片岡修(関西外国語大学)、長岡拓也(公益財団法人 古代学協会)
 『ミクロネシア連邦ポーンペイ島の調査成果と今後の課題』
 科研の「仮説検証的事例研究班」として、グアム島の米海軍通信基地所在のハプト遺跡の継続発掘調査を予定して いたが、諸事情によりポーンペイ島に築かれた世界文化遺産登録に稼働中の巨石複合遺跡ナン・マドールの調査に 変更を余儀なくされた。調査はナン・マドール遺跡を構成する95の人工島のインベントリーの作成と遺跡の現状調査 を目的としていたが、現地で突如浮上した問題が我々の調査内容に想定外の多大な影響を与えることになった。本  報告では、調査の成果や今後の課題や研究の動向だけでなく、ミクロネシアでの調査の難しさの一端を感じ取ってい ただければ幸いである。

報告4
齋藤正憲(早稲田大学文学学術院非常勤講師)
 『ネパールの土器づくり』
 土器づくり民族誌に関心を寄せる報告者は、エジプト、台湾、バングラデシュ、インドネシアにおいて現地調査を実施  してきた。結果、東西アジアの境界に位するバングラデシュにおいて、東西技術の折衷をみ、また、インドネシア(報告 者は「辺境のアジア」と評している)では、さまざまな技術の共存をみた。では、境界=折衷、辺境=共存という対比は ほかのアジアの土器づくりにもあてはまるのだろうか。2014年8月、ネパールを新たなフィールドとし、自らの調査研  究を継続したのである。
 
 233回例会

 日時:2014年7月26日(土)15:00-18:30(14:45分開場/会場は14:30迄授業で使用しております。)
 場所:早稲田大学 戸山キャンパス 33号館 434教室
 発表 
大橋康二氏「日本の初期色絵磁器製作技術の解明へ向けて-佐賀県有田町山辺山田遺跡調査成果-」
坂井 隆氏「アジアのタイル装飾建築物の調査-インドネシア発見のベトナムタイルに関連して-」
* 第233回例会はNPO法人アジア文化財協力協会との共催です。
232回例会
 
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日時:2014年7月12日(土)16:00-18:00
場所:早稲田大学 戸山キャンパス32号館227教室
発表: 小野田恵氏(昭和女子大学)
「ベトナム北部・北属期に関する墓内副葬陶器の様相」

発表要旨: 北属期のベトナム北部および北中部には、木槨墓や塼室墓に代表される墓の存在が知られ、墓内に納められる多種多様な副葬品は、当時のベトナム北部の文化と社会の様相を顕著に示すものである。その中で特に、副葬品として大量に納められる陶器類があるが、個々の地域における出土報告はあるものの、広域的な様相と意義に関する研究はまだ進んでいない。本発表では年代観と分布域の検討から、北部における墓内副葬陶器類の様相とその意義を考察する。

231回例会
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 日時:2014年6月21日(土)15:30-18:00
 場所:早稲田大学 戸山キャンパス 32号館 227教室
 発表:「タイにおける文化遺産教育の現状と課題」
池田 瑞穂氏(早稲田大学大学院博士後期課程)
   
230回例会
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 日時:2014年4月25日(金)18:00-20:00
 場所:昭和女子大学 研究館7階 7L04
 発表:「Vietnamese Archaeology: Recent Achievements and Challenges」
ラム・ティ・ミーズン氏(ハノイ国家大学人文社会科学大学)
*英語による発表です。(通訳はつきません)

229回例会
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日時:2014年3月29日(土)15:00-
場所:昭和女子大学 研究館7階 7L04
発表:「陶磁器からみた中世カンボジアーロンヴェーク・ウドン地域を中心に」
佐藤 由似氏(奈良文化財研究所 国際遺跡研究室研究補佐)
 本発表では、中世カンボジアの王都ロンヴェークとウドンにまたがる地域において執り行われた考古学調査について報告する。とりわけ、当地域で出土した陶磁資料には中国青花を中心に東南アジア産陶磁、肥前磁器などが確認され、良好な陶磁器群の存在が明らかとなった。これら出土陶磁資料の分析結果を踏まえ、中世カンボジアにおける王都の様相と陶磁貿易の一端について検討したい。 
 なお発表に際し、出土陶磁資料の一部を持参し、帰国する予定です。資料を介して皆様のご意見を頂戴できれば幸いです。

228回例会
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日時 :2013年10月12日(土)16:00-17:00
場所 :昭和女子大学 研究館7階 7L04 
発表 : 「フィリピンにおける文化遺産保護状況と今後の国際協力の可能性

原田 怜氏(東京文化財研究所文化遺産国際協力センター)
上野邦一氏(奈良女子大学)
田中和彦氏(上智大学アジア文化研究所)
 ヒメネス・ホアン・ラモン氏(滋賀県立大学)

 発表者が参加した、文化遺産国際協力コンソーシアムによる2013年2月のフィリピンを対象として行った協力相手国調査について発表する。調査の目的は、同国における文化遺産保護の現況と今後の国際協力の展開を探るため、現地を訪問し、同国側からの協力要望事項を明らかにすることである。代表的文化遺産であるスペイン植民地期の教会や民家、先史時代の貝塚や岩陰刻画などの遺跡、各地の博物館や図書館などを訪れ、担当者との面談を行い、情報収集および意見交換を行なった。発表では、調査で明らかになった文化遺産の保護状況、保護体制、現地からの要望に加え、今後の協力の可能性ついて提示する。 

227回例会
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9月の例会は、会員の最新の研究状況を夏期調査報告会という形で発表していただくことになりました。様々なフィールド、分野で活躍される方々のご発表です。つきましては、ご多忙中のこととは存じますが、万障お繰り合わせの上、是非ご出席下さいますようお願い申し上げます。 なおこの例会は上智大学アジア文化研究所との共催で開催します。

夏期調査報告会 
日時 2013年9月28日(土) 15:30-17:30
 場所 上智大学 2号館5階509教室 
 発表1 奈良文化財研究所 カンボジアプロジェクト 杉山洋、石村智、佐藤由似 
「西トップ遺跡に於ける今年度上半期の発掘調査成果」
  
奈良文化財研究所のカンボジアプロジェクトでは、2002年からアンコール・トム内の西トップ遺跡の調査と研究を継続してきた。今年度上半期には修復に伴う南祠堂基壇に関する調査と、アンコール・トム内条坊遺構の調査を行った。南祠堂基壇の調査では、基壇の掘込地業の範囲がほぼ確認できた。あわせて掘込地業南側で土器埋納遺構を検出した。条坊遺構の調査では、側溝や道路といった直接的な遺構の検出には至らなかったが、今後の調査の指針となるような成果が得られた。
発表2   沖縄国際大学 江上幹幸 
「インドネシア、ティモール島におけるヤシ糖製糖用連結竈の製作方法について -2012年、2013年の調査から-」
  
ヤシ科植物の一種であるロンタールヤシの花序液から酒とヤシ糖を生産する方法は、現在に至るまで、東ヌサトゥンガラ州の伝統産業として継続しており、民族学的資料として観察することができる。本調査ではその中で、ヤシ糖に絞り調査を実施した。ヤシ糖についてはティモール島内にあるロテ島人の入植村であるトゥアプカン村が専業的にヤシ糖を生産しており、この地を調査地に選定した。ヤシ糖生産過程については、2011年の東南アジア考古学会大会において、すでに発表を行った。ここでは、新たにヤシ糖製作に必要な製糖竈を新たに製作する計画をたて、2012年9月に村人によって実施された竈製作の全工程をビデオ撮影、および写真撮影で記録した。本報告では実施調査で得られた製糖竈製作工程の発表を行う。ヤシ糖製糖窯の大きさは、長軸2,200mm/短軸900mm/高さ400mmであり、加熱鍋を設置するための穴が7つ開いている、規模としては中型の竈である。作業は午前中から開始され製作に関わった人数が多かったため通常よりも短時間で作業が進み、夕方には竈が完成した。翌日、試運転をおこなってヤシ糖を生産し、実用可能な竈であることが実証された。
発表3  加藤南、船橋岬(以上早稲田大学大学院)、山形眞理子(金沢大学国際文化資源学研究センター)
 「ベトナム中部・チャーキュウ遺跡東城壁の発掘調査」 
 
ベトナム中部・クァンナム省ズイスエン県チャーキュウTra Kieu遺跡は、林邑の王都典冲、チャンパの王都シンハープラに比定されている都城遺跡である。2013年8月、ベトナム南部社会科学院考と金沢大学による共同調査として、この遺跡の東城壁北端部において発掘調査が実施された。同年2~3月に同じ地点で行われた発掘に続く第二次調査である。チャーキュウ遺跡では仏領期以来、城内の幾つかの地点で発掘調査が行われてきた。その結果、初期の居住が後2世紀にさかのぼることが明らかになった。一方、現在も基底部幅30m、水田面との比高差1.5mほどの規模で残る城壁については、ハノイ国家大学が南城壁を横断するトレンチ発掘を実施したことがあるが、詳細な報告は行われていない。今夏の発掘調査によって、東城壁の構造と構築年代を解明する手がかりを得ることができた。東南アジアの都城出現を考える上でも重要な成果であると考えられる。
226回例会
PDF   
 
題目   「トロウラン遺跡陶磁片調査の成果:ベトナム・タイ陶磁など」 
要旨  NPO法人アジア文化財協力協会と共催で開催いたします。2013年4月に行われたインドネシア調査の成果についてご講演いただきます。
発表者   大橋康二氏
 日時  2013年7月20日(土) 14:30-17:00 (開場14:00)
 場所  昭和女子大学 研究館 7階 7L04教室
225回例会
(PDF) 
   
 題目  「南島廃村集落の発掘調査その2 石垣島安良村跡発掘調査報告」
 要旨 石垣島北部の集落遺跡「安良村跡」は、近世・近代期の民衆生活の様相を今に伝える貴重な遺跡である。文献資料は、18世紀末の大津波による被災の状況や、頻繁な移転と移民が繰り返されたことを伝えている。発表者が団長を務める安良村跡発掘調査団は、2011年春から安良村跡の屋敷地において発掘調査を継続してきた。また成果の概要は学会誌等を通じ公表してきた。今回の発表ではその後明らかになった新知見を盛り込んで3年に渡る調査成果を概観し、考古学による琉球民衆史の復元を試みる。また発表と合わせ、出土資料のミニ展示も行う予定である。
発表者  安良村跡発掘調査団(石井龍太氏)
 日時  2013年6月15日(土)18:00開始
 場所  昭和女子大学 研究館 3階 3L01
224回例会
(PDF)    
 題目  プレ・シンポジウム《東南アジアの「インド化」を再考する》 詳細はPDFをご覧ください
プログラム  13:00-13:15
 青山亨:趣旨説明(詳細は末尾に記載しています)
13:15-13:55
1) 青山亨:東南アジアの「インド化」論の整理と課題:
 外来と自律、物質と精神の対立を乗り越えるために
14:00-14:40
2) 深見純生:漢籍史料から見る東南アジアの「インド化」の再検討:
 混填・蘇物・法顕・婆羅門
14:45-15:25
3) 田畑幸嗣:考古学史料から見る東南アジアの「インド化」の再検討:
 アンコールボレイ、オケオ遺跡等を中心に
15:25-15:40
 休憩
15:40-16:20
4) 松浦史明:刻文史料から見る東南アジアの「インド化」の再検討:
 初期クメール刻文史料の再検討
16:20-17:00
5) 小野邦彦:建築遺構から見る東南アジアの「インド化」の再検討:
 山岳信仰から探るジャワ島のヒンドゥー教文化
17:15-18:30
 総合討論:シンポジウムに向けて
 日時  日時:2013年5月11日(土)13:00-18:30
 会場  上智大学2号館2-510教室(四ツ谷キャンパス)
本プレ・シンポジウムのお問い合わせ先:  
青山 亨(東京外国語大学)taoyama@tufs.ac.jp 
URL:http://www.tufs.ac.jp/blog/ts/g/aoyama/2013/05/post_216.html
223回例会
(PDF)    
 題目

ワークショップ 「文化遺産の研究と保存:研究者による文化遺産保存活動の実践とその可能性」

要旨    東南アジアの前近代研究では、それぞれの専門「だけ」に専心し、対象地域の現代的諸問題に眼を瞑りながら研究を行うことは希であるといって良いでしょう。特に、目に見える、形のある「文化遺産」の研究に携われば、程度の差こそあれ、対象とする遺跡や遺物に関する「いま」の問題を避けて通ることは出来ません。
 例えば政治の領域と不可分な、文化の「領有」をめぐる諸問題から、現存する遺跡の破壊や盗掘対策、あるいは文化遺産教育まで、遺跡を巡る「いま」の問題の次元は様々であり、人的資源の限られている東南アジアの文化遺産研究では、一人の研究者が自らの研究テーマ以外の現代的諸問題に積極的に取り組む例は珍しくありません。実際、東南アジアにおける文化遺産研究に携わる人間の多くは、その保存・保護活動にかなりの時間を割かざるを得ません。しかし、社会学・政治学・経済学的観点で「外側」から文化遺産を語るのではなく、常に「現場」にたち続け、文化遺産の「内側」から保存活動の実践を続ける研究者は、急務の課題が多い為に時間的余裕を持つことが難しく、そのため自らが携わる保護活動を批判的に検討する機会や、他地域での取り組みと比較検討ながら方法論を構築する機会にあまり恵まれておりません。
 そこで今回のワークショップでは、東南アジアでの文化遺産の調査研究と保存活動に取り組んでいらっしゃる担当者の方々をお招きし、それぞれの活動をご紹介いただくとともに、問題点や方法論を討議することで研究者による文化遺産保存活動の可能性を探ります。
 プログラム 1.趣旨説明

2.「ハノイ・タンロン皇城遺跡保存ユネスコ日本信託基金事業の実施状況」
友田正彦
独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所 文化遺産国際協力センター保存計画研究室長

3.「アンコール遺跡群・西トップ遺跡における調査と修復」
杉山洋
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所  都城発掘調査部副部長

4.「カンボジアにおけるユネスコ世界遺産および登録申請サイトにおける保全活動−アンコール遺跡(バイヨン寺院),プレア・ヴィヘア遺跡,サン ボー・プレイ・クック遺跡」
下田一太
早稲田大学 客員講師、日本国政府アンコール遺跡救済チーム技術顧問

5.「アンコール・ワット西参道、バンテアイ・クデイ寺院の保存修復と文化遺産教育」
田畑幸嗣
上智大学短期大学部非常勤講師

6.討論

日時   2013年3月30日(土) 13時~18時
 会場  昭和女子大学 研究館7階 L02教室
 222回例会
(PDF)
    
題目   「バングラデシュの土器づくり」
要旨   土器づくり民族誌に関心を寄せる報告者は、西アジア(エジプト)ならびに東アジア(台湾)における民族誌調査を経て、現在、南アジア・バングラデシュにおいてフィールドワークに取り組んでいる。結果、バングラデシュにおいては、東西アジアの技術が融合したハイブリッドな製作技術が認められ、まさに「境界のアジア」ともいうべき状況を呈していることが明らかとなった。本年夏に実施した調査までに、バングラデシュ中央部・チョウハット村、同西部プレムトリ村、同南東部・チッタゴン地区において、情報を収集することができた。これにより、バングラデシュ国内における技術の分布状況・変差も徐々に明確になってきた。すなわち、西部では西アジア的な昇焔式窯の構造がより顕著になるのに対し、南東部では東アジア的な覆い焼きの様相が色濃く観察されたのである。本発表では、バングラデシュにおける土器づくり民族誌調査について報告をさせていただくとともに、「境界のアジア」における土器製作技術の遷移について考えてみたい。
発表者  齋藤 正憲氏 (早稲田大学文学学術院 非常勤講師)
日時   2012年12月8日(土)17時半~19時
会場   昭和女子大学研究館7階 7L04教室
221回例会
 (PDF)
題目 「アンコールの陶磁貿易と在地陶器
発表者 田畑 幸嗣氏 (上智短期大学非常勤講師)
日時 2012年10月13日(土) 16時~17時半
会場 昭和女子大学研究館7階 7L04教室
220回例会(PDF)    趣旨  9月の例会は、学会員の最新の研究状況を夏期調査報告会という形で発表していただくことになりました。様々なフィールド、分野で活躍される方々のご発表です。つきましては、ご多忙中のこととは存じますが、万障お繰り合わせの上、是非ご出席下さいますようお願い申し上げます。
 発表者・
題目
発表1: 深山絵実梨(早稲田大学) 
題目:「フィリピンルソン島、アルク洞穴出土資料調査」

発表2: 小野田恵(昭和女子大学) 
題目:「ベトナム・ハノイ歴史博物館所蔵の22652室墓資料調査」(仮題)

発表3: 秋山成人(奈良市埋蔵文化財調査センタ-) 
題目:「インドネシア先史時代のMegalith -東カリマンタンの予備調査-」

発表4: 下田一太(早稲田大学理工学術員 講師) 
題目:「古代クメール都市イーシャナプラの都城内に位置する寺院遺構の調査」

発表5: 田中和彦(上智大学) 
題目:「ルソン島北部、アトル村の土器作り -3世代にわたる土器作りと道具-」

発表6: 昭和女子大学考古学調査団 
題目:「ホイアン出土遺物の概要

日時  2012年9月29日(土)15:00~
 会場
昭和女子大学研究館7階7L04教室
219回例会
(PDF)
    
 題目  「セブ島発見の肥前磁器」
 要旨  近年、フィリピン・セブ島の遺跡で肥前磁器の出土が相次いで確認されている。セブ・シティの独立広場遺跡、旧パリアンのイエズス会遺跡、ボルホーンのボルホーン教会区教会遺跡の3遺跡である。それらの遺跡は性格も出土状況も三者三様であり、セブ島における陶磁器需要の多様性を示している。独立広場遺跡から出土している肥前磁器は、染付芙蓉手皿が主体であり、その特色はマニラのイントラムロスから出土している磁器と共通する。スペイン人社会を反映したものであろう。イエズス会遺跡は華僑社会の生活とともにその商業活動を反映している。そして、ボルホーン教会区教会遺跡は埋葬関係遺跡であり、副葬品が主体である。これらの資料は、フィリピン群島内の地域内交易、中国商人の活動、清朝における海禁政策下の貿易の実態などに関する多くの情報を有している。今回はセブ島で発見された肥前磁器とともに17世紀後半のアジアの海上交易の実態について考えてみる。
 発表者  野上建紀氏(有田町歴史民俗資料館)
 日時  2012年7月14日(土) 17:30~19:00

*同日、同じ東京文化会館の同じ会議室で14:00~16:30まで、NPO法人アジア文化財協力協会の講演会「幻のマジャパイト王国を探る」(入場料・申込み不要)があります。例会は、この講演会の後に開催致しますので、併せてご参加いただけます。
*協力:江戸遺跡研究会

 会場  東京文化会館大会議室(JR線上野駅公園口下車すぐ) 
218回例会
(PDF)    

題目
 「ベトナム中部サーフィン文化の時間的・空間的枠組みの再考-副葬土器を中心に-」
 要旨  紀元前300年頃から紀元後100年頃、ベトナム中部を中心に分布した鉄器時代のサーフィン文化は、1909年のサーフィン遺跡発見以来長きにわたってベトナム国内外で研究が行なわれてきた。サーフィン文化の副葬土器は、ベトナム東南部や環南シナ海地域の土器と類似するとして注目されてきたが、型式学的研究は進んでおらず、土器の定義や変遷、分布などについては明らかになっていない。このことから、未だなお研究者間で土器のイメージが異なったまま論じられることが多いために、サーフィン文化の時間的・空間的枠組に関する意見や認識にも差異が生じている。 
 本発表では、サーフィン文化遺跡およびその関連遺跡を時期、地域ともに広く扱い、副葬土器の型式分類を通じてサーフィン土器の特徴的要素を改めて捉え直すとともに、これまでのサーフィン文化研究の中で統一的でなかった文化の時期区分や分布域、地域性といったサーフィン文化の時間的・空間的枠組について再考し、新たな枠組を提示することを試みる。
 発表者  石井 彩子 氏(早稲田大学大学院博士後期課程)
 日時

2012年6月30日 (金) (土)18:00~19:30  *曜日を(土)へ訂正しました(6/12)

 会場  昭和女子大学研究館7階7L04教室
217回例会
(PDF)
題目 「ベトナムにおけるパブリック・アーケオロジーの試み」
要旨

経済成長の進展に伴い緊急発掘が増加しているベトナムでは、社会における”考古学”の位置づけが課題となりつつある。今回は、発表者自身が10年間取り組んできた教育プログラムやNPO活動(キムラン遺跡、ドンソン遺跡、ゴータップ遺跡など)や東南アジア諸国でのパブリック・アーケオロジー的取り組みを紹介しつつ、社会と考古学の関係、考古学と”開発"の関係、学術と社会の関係などについて考察を及ぼしたい。村落社会やベトナム社会と開発プログラムとの相関性などにも関連するテーマなので、考古学のみに関わらず、NGO活動や村落社会の開発問題に興味を持たれる方のご出席も歓迎します。

発表者 西村昌也氏(金沢大学国際文化資源学研究センター・客員研究員)
日時 201245日(木)18:0020:00
会場

早稲田大学戸山キャンパス 31号館201教室
(〒162-8644 新宿区戸山1-24-1 / 地下鉄東西線・早稲田駅下車)

216回例会
(PDF)
題目 「ベトナム中部の鉄器時代・ホアジェム遺跡の発掘調査:墓葬と貝層の関係を中心として」
要旨 ベトナム中部・カインホア省のカムラン湾岸に位置するホアジェム遺跡では、2007年と2010年の二次にわたり、発表者を中心とする日本のチームとベトナム南部持続可能発展院考古学研究センター、カインホア省博物館が共同で発掘調査を行った。現在発掘調査報告書を作成中である。この遺跡の甕棺墓群は後2,3世紀に属すると考えられ、副葬された土器はベトナムのサーフィン文化ではなくフィリピンのカラナイ洞穴の土器と酷似する。本発表では甕棺墓が集中する埋葬区と、カラナイとは異なる土器を包含する貝層の分布との関係に注目しながら、発掘調査成果の概要を報告する。
発表者

山形眞理子氏(昭和女子大学国際文化研究所・客員研究員、ホアジェム遺跡調査団)

日時 2012329日(木) 13時‐14時半
会場 上智大学2号館6630a会議室(JR中央線、地下鉄丸ノ内線等四ツ谷駅下車)
215回例会
(PDF)
題目 「脱植民地主義のアポリアと考古学の可能性
要旨  パレスチナ出身のアメリカの批評家、エドワード・サイード(1935-2003)の著書『オリエンタリズム』(1978年)の出版を契機として、脱植民地主義(ポストコロニアリズム)の問題が、文学や歴史学、人類学等のさまざまな分野で広く議論されるようになって久しい。 
 脱植民地主義とは、第二次世界大戦後に脱植民地化を果たした旧植民地において残存する植民地主義/帝国主義を把握するための文化理論であり(新植民地主義とは区別)、また、旧植民地に限らず、学問、メディア、日常生活などさまざまな場に潜む、支配/被支配の権力構造を基盤とした優越、差別、偏見的な他者理解を批判するための政治理論でもある。
 近年来、欧米考古学においても、この理論に基づく研究や学会が多く見られるようになり、そこでは人類学と同様、文化の語りにおける真正性(本質主義)への疑問や、生成される文化の雑種性・異種混淆性の肯定、文化を語る権利の問い直し等が大きく扱われている。しかしそれは、従来客観的・中立的とされてきた科学的学問や調査者が持つ政治性を暴露し、『現地』との対話を唱える一方、自己が依拠する学問の権威や正当性、あるいは自己の存在をも破壊へと導くようなアポリア(行き詰まりの状態)を同時に孕んでいる。
 こうした状況を踏まえ、本発表においては、脱植民地主義を巡るこれまでの議論について概観し、発表者自身によるベトナム・日本での研究の取り組みを紹介しながら、「ポストコロニアル考古学」の肯定/否定ではない、考古学の可能性について思料するものである。
発表者 俵 寛司
日時 2011年12月17日(土) 15:30~17:00 
会場 昭和女子大学 研究館7階7L04 (〒154-8533世田谷区太子堂1-7 東急田園都市線「三軒茶屋」駅徒歩5分)
214回例会 題目 「南島廃村集落の発掘調査 ~石垣島安良村跡発掘調査報告~」安良村跡遺跡調査団
要旨 文字資料には表れにくい庶民史に対し、物質文化研究の寄与するところは大きいと期待される。琉球諸島の南端に位置する先島諸島には、14世紀以降に位置づけられるいくつもの集落跡が現存していることが知られており、同研究にとって有望な地域である。また先島諸島固有の歴史的特質も知られており、中でも18世紀後半の大津波による甚大な被害の経験とその後の適応過程には関心が高い。また近代には琉球王国の解体と沖縄県設置さらに中国割譲案等、東アジアの政治的変動から影響を受けてきたことが知られている。
 こうした課題を踏まえ、安良村跡遺跡調査団(団長・石井龍太)は、20113月に石垣島北部の近世・近代廃村集落において屋敷跡の試掘調査を行った。本発表はその後の整理作業の成果を踏まえつつ、概要を報告するものである。なお当日会場では現場写真及び出土資料のミニ展示も実施する。
*今回は上智大学東南アジア考古研究会との共催です
発表者 石井龍太氏(日本学術振興会特別研究員PD
日時 20111021日(金) 18:0019:30 (PDF)
会場 上智大学中央図書館9911会議室
213回例会 題目 ベトナム北部後期新石器時代土器研究の現状と課題
要旨 ベトナム北部地域において紀元前5千年紀より使用が開始された土器は、前3千年紀に入りその装飾と器形、及び器種の組成に明瞭な変化を見せる。こうした土器の「複雑化」は新石器文化における生活様式の大きな変動を反映していると考えられ、東南アジア大陸部の先史文化を画する重要なメルクマールであるといえる。これまで種々の制約により、ベトナムにおける新石器文化土器の研究は限定的なものに留まってきた。しかし2000年以降、内外の研究者の精力的な調査による資料の蓄積はベトナムの新石器土器の地域性、編年について新たな研究を生みつつある。こうした状況を踏まえ、本発表ではベトナムでの現地調査による知見を基に、新石器文化土器の地域性と器種組成に焦点を当て、新資料に基づく現在の研究動向を紹介しその課題を提示する。
発表者 渡辺慎也(早稲田大学大学院 文学研究科 考古学コース 博士後期課程)
日時 2011年7月21日(木) 18:30~20:00 (PDF)
会場

会場:上智大学2号館52-510

212回例会 題目

ハノイ・タンロン皇城遺跡の建築の特徴

要旨 タンロン皇城遺跡で発見された建物跡から想定される建築の特徴を報告する。建物配置は整然としていて、極めて計画的に宮殿を造営している、と考えられる。未知の部分・未解決の部分が多いが、現時点で考察できていることを報告する。 
*今回は上智大学東南アジア考古研究会との共催です
発表者 上野邦一氏(奈良女子大学名誉教授)
日時 201168日(水) 18:0020:00 (PDF)
会場 上智大学中央図書館9911会議室L-911
211回例会 テーマ 

学際ワークショップ”紀元1000年紀のメコン河下流域の編年と文化に関する多角的検討

主旨  カンボジアと南 部ベトナムは、少なくとも前近代以前においては文化背景を同じくするにもかかわらず、研究が政治情勢に左右されてきました。
 本ワークショップ は、古代の歴史・文化研究において、そのような国境や現代社会の諸条件に左右されてはいけないという発想からきています。そこで、いろい ろなバイアスを抜きにして、日本でカンボジアと南部ベトナムの古代について、多分野からの検討をしてみたく、企画した次第です。 
 当該地域におけ る近年の遺跡研究には、長足の進歩があり、しかもその多くの研究発展に日本人研究者が関わっています。考古学・美術史・建築史・文献史と いった各分野からの専門家に集まっていただき、紀元1000年紀のメコン川下流域 の古代文化について、編年や時代設定、文化変遷に関する概念を自身の研究から出発して発表を行い、議論の場を設けることにしました。ま た、研究視界を良好にするため出版物や研究近況の紹介をしてデータ共有もはかりたいと思います。
 21世紀的研究基盤形成のためにも、是非皆様の積極的ご参加を お待ちする次第です。
 
コーディネー ター:西村昌也(関西大学文化交渉学教育研究拠点)・田畑幸嗣(上智短期大学)
日時 2011年1月29日13時から18時まで
場所 上智大学2号館5階 507号室
プログラム 1. 西村昌也(関西大 学)「メコン・ドンナイ川下流域の先史時代末から初期歴史時代にかけての編年議論と大型遺跡の紹介」
2.
田畑幸嗣(上智短期大学)「アンコール時代の考 古学研究における年代設定について」
3. 淺湫 毅(京都国立博物館)「アンコール期石 造彫刻の編年に関する一試案」
4. 松浦 史明(上智大学)「歴史学の立場から(タイトル未定)」
5. 佐藤桂(早稲田大学)「クメールの建築と都市の変遷」
6. 山形眞理子(立教大学)・太田千香子(近畿日本ツーリスト)「ドンナイ川中流の宗教センター・カッティエ ン遺跡の考古学的位置づけについて」
7. コメンテーター:肥塚 隆(大阪大学名誉教授:美術史研究の立場から)
8. ディスカッション
210回例会 発表題目
発表主旨

題目:「クメール陶器の起源と衰退に関する予備的考察 」 

当学会初の「若手奨励賞」受賞者となられた田畑幸嗣氏に、受賞記念の研究発表をお願い致しました。

発表者 田畑幸嗣氏(上智大学アジア文化研究所)
日時 2010年12月10日(金) 18:30~20:00 (PDF)
場所
早稲田大学文学学術院(戸山キャンパス)31号館201教室
(地下鉄東西線早稲田駅2番出口より徒歩3分)
209回例会 発表題目

Current Excavation of LTW (Li Tin Wei) site, Southern Taiwan.
「台湾南部、リーティンウェイ遺跡の発掘調査について」(英語での発表)

要旨 現在台南市で進行中の「籬仔尾遺跡」(約2000年前)の発掘調査を中心とした内容のご発表です。
発表者 陳維鈞 Chen Wei-chun(中央研究院歴史語言研究所)  通訳:小林正史氏(北陸学院大学)
日時 2010年11月24日(水) 18:30~20:00  (PDF)
場所
早稲田大学文学部(戸山キャンパス) 31号館201教室
(東京メトロ東西線早稲田駅下車徒歩3分、文学部正門を入りスロープをのぼる)
208回例会 発表題目 トローラン遺跡発見のベトナム青花瓷の年代
要旨 インドネシア・トローラン遺跡は,14-15世紀に東南アジア島嶼部を中心にして最大の版図をもっていたマジャパヒト王朝の首都である。この遺跡から発見された景徳鎮窯青花瓷およびベトナム青花瓷7,000片以上がシンガポール大学に保管されており,そのすべてについて調査を実施した。この内,ベトナム青花瓷は約1500片あり,罐・瓶などの大形品が多く,従来,年代推定が難しい遺物である。この課題に試論を提出して,諸賢の批判を受けようとするのが発表の目的である。なお,本年9月末に報告書も刊行している。
発表者 半田素子氏(世田谷区桜木遺跡調査会)   亀井明德氏(専修大学名誉教授)
日時 2010年10月5日(火) 18:30~20:00 (PDF)
場所 上智大学(四ツ谷キャンパス)12号館403教室(上智大学北門入りすぐ左の建物)
207回例会 発表題目 考古学から見たルソン島北部と台湾 ―新石器時代~鉄器時代の交流―
発表者 田中和彦(上智大学外国語学部)
日時 2010年7月12日(月) 18:30~20:00(PDF)
場所 上智大学2号館6階630a会議室
206回例会 発表題目 最近十年間の台湾考古学の諸問題
発表者 劉益昌 氏(中央研究院歴史語言研究所)通訳:王淑津 氏(台湾大学大学院博士課程)
日時 2010年6月28日(月) 18:30~20:00 (PDF)
場所 早稲田大学文学学術院(戸山キャンパス)31号館103教室
205回例会 発表題目
発表要旨

発表題目カンボジア南部におけるクメール族の伝統的土器製作‐確認調査の成果を中心として‐

本報告は、200911月にカンボジア南部のタケオ州及びカンポート州において行った伝統的土器製作の存否確認調査に基づいている。19501960年代、カンボジア国内では、18地域57ヶ所で土器製作が存在していたものの(Mourer1968など)、カンボジア内戦とその後の農村変革によって伝統的土器の需要が減退し、多くの村寨で土器製作が停止されていた。カンボジア南部では、タケオ州チャンラックダイ村及びカンポート州ダムナックチョンボック村の2カ村で伝統的土器製作が遺されてた。しかしながら、近年、コンポンチュナン州を中心とする中部産土器と、ベトナムのキエンザン省及びアンザン省産土器に席巻され、生産が急速に縮退している。こうした背景には、他地域産の土器が現代的技術を取り入れ生産量を増大させていることに加えて、幹線道路の整備や自動二輪車及び自動車の普及による物流の拡大がある。本報告では、カンボジア南部・中部、そしてベトナム南部産土器の製作技術の関係や市場における位置等をふまえ、整理を行いたい。

発表者 徳澤啓一(岡山理科大学)・平野裕子(上智大学アジア文化研究所)
日時 2010524()18時~20 案内状 (PDF)
場所 昭和女子大学 研究館7階 7L04教室(三軒茶屋より徒歩10分)
204回例会 発表者・題目
石井彩子 「サーフィン文化の土器:分類と型式」
鈴木朋美 「ベトナム東南部ドンナイ川流域出土甕棺の検討」
深山絵実梨 「環南シナ海地域における有角けつ状耳飾の型式と分布」                                 
日時 日時: 2010年2月3日(水) 18:30~20:00 案内状PDF
会場 早稲田大学文学学術院(戸山キャンパス)31号館106教室
203回例会 テーマ

プンスナイ遺跡の発掘調査2007-2009

発表者・題目 安田喜憲 国際日本文化研究センター
平尾良光 別府大学文学部
松下孝幸 土井が浜遺跡・人類学ミュージアム
宮塚義人 ㈲宮塚文化財研究所
当日は宮塚氏にご発表いただきます。
日時 20091212()15時半~18時頃ま  案内状(PDF)
会場 上智大学2号館 6630a会議室
202回例会 テーマ 「ベトナム歴史考古学の現在」(日本ベトナム研究者会議2009年度後期研究大会と共催)
発表者・題目 1:15 開会挨拶 日本ベトナム研究者会議会長 桜井由躬雄
1:20 「近年のベトナム歴史考古学の成果」Nguyen Chieu(ハノイ国家大学講師)通訳あり
2:20 「ベトナム北部一括出土銭の調査」三宅俊彦(専修大学 兼任講師)
3:20 休憩
3:40 「ホイアン考古学の成果」菊池誠一(昭和女子大学 教授)
4:40 総括
5:00 閉会
日時 2009年10月31日(土)13時~ 案内状PDF
会場 東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1
201回
例会
発表要旨 アンコール遺跡群・西トップ寺院はアンコール・トム内に位置する石造寺院です。9世紀頃にヴィシュヌ神を祀る寺院として建立され、その後いくたびかの増改築を経て、13~14世紀頃までに上座部仏教の寺院へと変遷しました。奈良文化財研究所は2002年以降この遺跡での調査研究を継続的に実施しており、その成果と今後の展開についてお話したいと思います。特に下記の論点について論じ、みなさまからのご教示をいただければ幸いです。
. 建築学的・美術史的要素からみた年代観
2.出土陶磁器からみた年代観
. 出土瓦(黒褐釉)の位置づけと黒褐釉陶器生産とのかかわり
. 遺跡保全と修復・復原
発表者 石村 智(奈良文化財研究所 国際遺跡研究室研究員)
佐藤由似(奈良文化財研究所 カンボジアプロジェクト研究員)
杉山 洋(奈良文化財研究所 国際遺跡研究室長)
発表題目 アンコール遺跡群・西トップ寺院の調査研究
日時 711(土)午後6時30分より8時まで
会場 早稲田大学文学学術院(戸山キャンパス)31号館106教室
200回
例会
発表者・題目 森 達也(愛知県陶磁資料館)
「中国貿易陶瓷の生産地と輸出港-唐・宋・元の変化と福建陶瓷の位置づけ」


丸井雅子、田中里奈、青柳洋治(上智大学)
「アンコール遺跡群スラ・スラン出土中国陶磁-国立博物館(プノンペン)所蔵資料調査報告」

テーマ 生産と流通からみた中国陶磁と東南アジア -貿易陶磁研究最前線-
日時 6月27日(土)15時半~18時頃
会場 上智大学11号館305教室(JR中央線四ッ谷駅下車徒歩5分)
199回
例会
発表要旨 ベトナム南部で土器作りを調査している、岡山理科大学の徳澤啓一先生の研究グループにお話しを伺えることになりました。製作技術のほかに生活様式の変容などに注目した、幅広い視点での調査成果を発表していただけます。当該地域では伝統文化の変容が著しく、貴重な民族調査記録となっていくと思われます。

【発表内容のご紹介】
 2009年2月に、ベトナム南部キエンザン省において、クメール族の土器作りに関する乾季予備調査を実施した。本発表では、クメール族のホンケオ村における乾季の土器製作、特に成形を中心として、製作技術および生産様式の概況をまとめ、隣接するカンボジア南部との関係性を検討したい。また、現在ベトナムでは経済成長・開放政策に伴い、農村部における生活様式の現代化が進展しており、伝統的土器製作に対する経済・文化的な影響、すなわち伝統の変容についてもレポートしたい。
     
発表者 徳澤啓一(岡山理科大学総合情報学部講師),平野裕子(上智大学アジア文化研究所客員所員)
Nguyen Thi Hoai Huong(ベトナム南部持続発展可能院考古学研究所)
発表題目 ベトナム南部におけるクメール族の伝統的土器製作
‐キエンザン省での乾季予備調査成果を中心として‐
日時 5月29日(金)午後6時~7時半頃まで  
会場 上智大学 2号館510会議室
198回
例会
発表要旨

今回の例会は昨年、東ティモールで考古学調査を実施しました、小野林太郎氏にご報告をお願いいたしました。東ティモールは東南アジア島嶼部と太平洋を結び、更新世の人類拡散と、完新世のオーストロネシア語族の移住において重要な位置を占めています。最新の発見と分析結果を伺える貴重な機会となりますので、是非ご参会くださいますようご案内申し上げます。

【発表内容のご紹介】
2002年にインドネシア共和国から独立した東ティモール民主共和国では近年、オーストラリアやアメリカの研究者らによって考古学的な発掘調査が継続的に実施されてきました。その結果、約4万年前の更新世後期から16世紀前後にいたる遺跡群が相次いで発見・発掘され、東ティモールにおける先史時代の大まかな概容・枠組みが明らかになってきました。本発表では、これら東ティモールにおける考古学調査の内容や成果のほか、発表者が担当してきた魚骨などの動物遺存体の分析結果を踏まえた上で、更新世後期から完新世期における東ティモールを舞台とした、人類の移住や資源利用の変遷について検討いたします。

発表者 小野林太郎(オーストラリア国立大学/日本学術振興会海外特別研究員)
発表題目 東ティモールの考古学:更新世~完新世期における人類の移住と資源利用
日時 2009年5月26日(火)午後6時より7時30分頃まで  
会場 杉野服飾大学 目黒キャンパス第2新校舎2階2203教室(目黒駅西口 徒歩3分)
197回
例会
発表要旨 『オリエンタリストの憂鬱』に書かれた植民地時代のアンコール遺跡の考古学史を、「復原」をキーワードに要約します。19世紀末のドラポルトの復原図、フランス極東学院による初期のアンコール・トムの復旧活動、1930年代のバンテアイ・スレイにおける「アナスティローシス」に基づく修復事業等を取り上げ、かつての復原の理想について考えます。とくに目新しい知見を披露するわけではございませんが、遺跡の復原図や古写真など多数の図版資料をみなさまに見ていただき、忌憚のないご意見を頂戴したく思います。

参考図書:藤原貞朗『オリエンタリストの憂鬱:植民地主義時代のフランス東洋学者とアンコール遺跡の考古学』めこん、2008年11月 
 
発表者 藤原貞朗氏(茨城大学)
発表題目 アンコール遺跡の考古学史にみる復原の思想:起源としてのドラポルト
日時 2009年4月29日(水)/14時半~16時  
会場 上智大学2号館5階510会議室
196回
例会
開催趣旨 第196回例会を上智大学文化遺産研究会との共催として開かせていただきます。
今回は当会会長の江上先生が昨夏におこなったインドネシアの調査から、巨石文化に関してご発表いただきます。
発表者 江上幹幸氏(沖縄国際大学教授)
発表題目 インドネシアの生きている巨石文化―西ティモール・ラマクネン地域の調査を中心として―
日時 2009年3月29日(日)13:00-14:30 
会場 上智大学2号館5階507教室
195回
例会
開催趣旨 古の越の地域には南越の宮署と比定される南越宮署遺跡と、みん越王宮に比定される武夷山城村漢城遺跡という2つの膨大な瓦を出土する遺跡がある。戦国以前越の地域では基本的に瓦葺の建築物は発見されておらず、統一秦から前漢早期並行期になって初めて瓦葺の建物を導入するといった意味でも非常に興味深い遺跡である。さらに、両遺跡では類似する特徴的な雲箭紋や「万歳」文字瓦当といった独特な要素を持った瓦が出土しており、これらの特徴は中原で用いられていた瓦の要素を濃く取り入れてはいるものの、基本的に中原地域では見られないものである。また一方で、両遺跡から出土する瓦釘や瓦当の文字の書体等には異なる要素も確認され、南越の瓦とみん越の瓦で差異も認められる。小考では、両遺跡から出土した瓦を分析する一方で、中原での統一秦から前漢早期出土瓦との比較、隣接する戦国時代の楚の地域で出土する戦国から漢代の出土瓦との比較、紋様の類似性が論じ
られている山東省出土瓦との比較を行う。

参考文献:
南越王宮博物館籌建所・广州市文物考古研究所2008『南越宮苑遺址上・下』文物出
版社
福建博物院・福建省みん越王城博物館編2004『武夷山城村漢城遺址発掘報告』福建
人民出版社

コメント:「ベトナム北部出土瓦との比較」
コメンテーター:山形眞理子(早稲田大学文学学術院)
発表者 中村亜希子氏 (東京大学大学院人文社会系・日本学術振興会特別研究員DC) 
発表題目 南越・みん越遺跡出土瓦に関する小考
日時 2009年2月1日(日) 16:00-18:00 
会場 東京大学法文1号館215教室(本郷キャンパス)
194回
例会
開催趣旨 東南アジア・東アジアの陶磁器と窯業技術を専門とされ、先ほど、御著書の「クメール陶器の研究」を上梓されました、田畑幸嗣氏にご発表いただきます。なお、今回の例会は上智大学アジア文化研究所「文化遺産研究会」との共催となります。
発表者 田畑幸嗣氏(上智短期大学非常勤講師)
発表題目 カンボジア、アンロン・トム窯跡の諸相
日時 2008年12月20日(土)16:00~17:30
会場 上智大学2号館6階630a会議室
193回
例会
開催趣旨 古代中国では、春秋戦国時代以降ガラス生産が始まる。トンボ玉や璧、容器など、さまざまな遺物が見られるが、これらは主に中国独自の鉛バリウムガラスという組成を持つ。この鉛バリウムガラスによるガラス製品が古代中国におけるガラス生産の主流である一方で、中国南部、広東省・広西省を中心とした地域において、漢代の墓からカリ石灰ガラスという、異なる組成をもつガラス遺物が出土している。これらは鋳造により製作されたもので、他の地域では見られない器形の碗などが出土している。また同じ組成のガラス製品の分布範囲は北部ベトナムまで広がっている。現在製作址は発見されておらず、製作地やその出自など疑問点の多い遺物となっている。一昨年、これらカリ石灰ガラスの遺物を実見する機会を得た。これら遺物を詳細に分析し、またその系統や製作の背景などを検討したい。
発表者  小寺 智津子 氏 (国士舘大学 非常勤講師)
発表題目 「 漢代中国南部地域のガラス遺物 」
日時 10月26日(日) 15:00-17:00  
日本中国考古学会関東部会との共催
会場 東京大学法文1号館315教室
192回
例会
開催趣旨 17世紀後半から18世紀前半に盛んになされた肥前陶磁の輸出について、考古学的発見を中心にその概要を紹介する。特にラオスでの発見など、最新の資料も含めた東南アジアでのあり方が中心となる。
講演終了後、東南アジアでの問題について菊池誠一(昭和女子大)、坂井隆(台湾大)を交えた鼎談方式の質疑を約1時間実施いたします。
発表者  大橋康二氏(当協会理事長、佐賀県立九 州陶磁文化館前館長)
発表題目 「世界に輸出された肥前陶磁-最近の研究 成果も加えて-」
日時 7月20日(日)午後2時~4時
会場 江戸東京博物館 1階 学習室2(JR東京メトロ両国駅下車5分)
今回の会場である学習室2へは江戸東京博物館の入場券なしで行くことができます。
191回
例会
開催趣旨 フングエン、チャンケン、マンバックなどベトナム北部の著名な遺跡、さらにはベトナム中部のサーフィン文化遺跡から出土した玉資料について論じていただきます。
発表者  Nguyen Kim Dung グエン・キム・ズン (ベトナム考古学院・古代技術研究部門主任)
発表題目  ベトナム先史時代の玉研究(Jade Study in Vietnam Prehistory)
日時  2008年7月5日(土) 17:00-18:30
会場  早稲田大学文学学術院(早稲田大学戸山キャンパス)31号館102教室
 地下鉄東京メトロ東西線早稲田駅下車徒歩5分
190回
例会
発表者 海部陽介氏 (国立科学博物館・人類研究部)
発表題目  ジャワ原人とフローレス原人をめぐる最近の話題
日時  2008年6月26日(木) 18:30- 20:00
会場  早稲田大学文学学術院(早稲田大学戸山キャンパス) 31号館105教室
(地下鉄東京メトロ東西線早稲田駅下車徒歩5分)
189回
例会
開催趣旨  今回は、アンコール遺跡群の保存調査での功績により、昨年カンボジア政府より、 サハメトリ勲章を授与されました、奈良女子大学の上野邦一先生にご発表いただき ます。また、今回は上智大学東南アジア考古研究会との共催とさせていただいてお ります。
 多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。
発表者 上野 邦一 ( 奈良女子大学 ):
発表題目 東南アジアの古瓦 -瓦の葺き方についての考察-
日時 2008年4月24日(木) 18:30- 20:00
会場 上智大学四谷キャンパス 7号館12階第4会議室
186回例会 発表者 三宅俊彦 (専修大学兼任講師)
発表題目 ベトナム北部の一括出土銭の調査
日時 2007年12月20日(木) 18:30- 20:00
会場 早稲田大学文学部考古学研究室(戸山キャンパス39号館1階)
〒162-8644 新宿区戸山1-24-1
185回例会 発表者 佐藤恵子
(上智大学大学院博士後期課程1年 グローバルスタディーズ研究科地域研究専攻)
発表題目 アンコール大型人工貯水池群における“水位計”の再考察―西メボンを事例として
日時 10月17日(水)18:30~20:00
会場 上智大学四谷キャンパス 7号館12階第2会議室
184回例会 発表者

Hin Sophorn (カンボジア文化芸術省職員)
Seng Kompheak (サンボー・プレイ・クック保全事業スタッフ)
Chan Vitharong (カンボジア文化芸術省職員)

発表題目 Recent Result of Excavation in Prasat Sambor, Sambor Prei Kuk.
日時 2007年10月2日(火)18:30~20:00
会場 早稲田大学文学部39号館1階 考古学実習室
183回例会 発表者 田畑幸嗣氏(上智短期大学非常勤講師)
発表題目 カンボジア、プノン・クーレンでの窯跡調査
日時 2007年7月14日(土)15:00~17:00
会場 上智大学7号館12階 第1会議室
182回例会 発表者

久保真紀子氏  (上智大学大学院 博士後期課程)

発表題目 クメール建築・アンコール・ワット様式遺構のナーガ装飾にみられる過渡期的性格―様式研究に基づく編年試案―
日時

2007年4月25日(水) 午後6:30~8:00

会場 昭和女子大学 研究館7階7L04
178回例会 発表者

田代亜紀子氏
(独)文化財研究所 東京文化財研究所 文化遺産国際協力センター 特別研究員)

発表題目 遺跡保存と観光-ピマーイ遺跡(タイ)における地域社会の試み-
日時 11月18日 (土)  15:00~17:00
会場 上智大学7号館12階第2会議室
177回
例会
総合テーマ 考古学的視点による土器製作と土器利用の民族誌(発表30分・質問15分)
テーマ1 土器製作と身体技法

大西秀之氏(総合地球環境学研究所)
「社会・文化的所産としての土器製作技術:フィリピン・ルソン島北部山地民社会における民俗技術の実践と伝習」

金子守恵氏(日本学術振興会特別研究員・京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「土器職人のテクノ・ライフヒストリー:エチオピア西南部における土器づくりの変化と個人史とのかかわり」

テーマ2 比較的視点からみた土器の製作と生産

長友朋子氏(大手前大学史学研究所ポスト・ドクター研究員)
「土器製作技術と生産体制:民族事例と弥生土器との比較」

小林正史氏(北陸大学)
「稲作農耕民の土器焼成方法:覆い型野焼きの基本特徴とバリエーション」

テーマ3 島嶼域における土器の移動と流通

石村 智氏 (奈良文化財研究所)
「ウチの土器・ソトの土器:ラピタ文化複合における土器の移動」

小野林太郎氏(国立民族学博物館)
「のこった土器:バジャウ人による土製焜炉の利用とその背景」

後藤 明氏(同志社女子大学)
「東部インドネシア・マレ島における<海上土器・交易者>システム:社会的行為としての土器生産」

日時 2006年10月28・29日(土・日)
会場 同志社女子大学 京田辺キャンパス
176回例会 発表者 飯塚義之氏
(台北、中央研究院地球科学研究所Assistant Research Scientist, 理学博士)
発表題目

東南アジア先史時代における台湾玉の拡散-鉱物学的分析による産地同定ー

日 時 7月27日(木)午後6時~8時
 
大会
2015年度東南アジア考古学会大会

      「東南アジアにおける戦争遺跡の保存と活用」
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プログラムPDF(こちらから)

日時:2015年10月31日(土)14:00~ /11月1日(日)10:00~

場所:昭和女子大学・本部館・3階大会議室 (田園都市線 三軒茶屋駅徒歩5分)

日程・プログラム        

10月31日(土) 会員研究発表・総会

13:30~     受付
14:00      開会挨拶

14:10~14:50 サーフィン文化の甕棺形態に関する一考察:ビンディン省ドンクォム遺跡出土遺物の再調査を通じて 
                                                   鈴木朋美(早稲田大学院生)

14:50~15:30 湿潤アジアにおける土器製作技術受容の諸相:民族誌情報にもとづいて 齋藤正憲(早稲田大学)

15:30~16:10 バイヨン寺院の建造過程に関するDumarcayとJacquesの紛議      西本真一(日本工業大学)

16:30~17:30 総会

17:30~19:30 懇親会

 

11月1日(日) 大会

 9:30~ 受付

10:00~10:10 開催挨拶・趣旨説明                      菊池誠一(昭和女子大学)

10:10~10:50 知覧飛行場跡の調査     上田耕、坂元恒太、大山勇作(南九州市教育委員会)  

11:00~11:30 習志野騎兵旅団創設期建物の調査  山岸良二(東邦大学附属東邦中高等学校) 

11:30~12:00 フィリピンにおける戦争遺跡の保存と活用            田中和彦(上智大学)

12:00~13:00 昼休み

13:00~14:00 講演「戦争遺跡の調査と保存」              菊池 実(ハルピン師範大学)

14:00~14:30 太平洋諸島に遺る戦争遺跡の調査                楢崎修一郎(厚生労働省)  

14:30~15:00 インドネシアにおける戦争遺跡の保存と活用           坂井 隆(国立台湾大)

15:00~15:20 休憩 

15:20~15:50 ベトナムにおける戦争遺跡の保存と活用  
                            菊池(阿部)百里子(人間文化研究機構)、菊池誠一

15:50~16:20 カンボジアにおける戦争遺跡の保存と活用                 丸井雅子(上智大学)

16:30~17:20 総合討論                             司会:田畑幸嗣(早稲田大学)

17:20~17:30 閉会挨拶                





大 会
2014年度東南アジア考古学会大会

「東南アジア・オセアニア・琉球における人類の移住と海域ネットワーク社会」

日時:20141116日(日)10001800   プログラム詳細PDF
場所:上智大学
2号館5508教室
主催:上智大学アジア文化研究所国立民族学博物館共同研究「アジア・オセアニアにおける海域ネットワーク社会の人類史的研究-資源利用と物質文化の時空間比較」、東南アジア考古学会

 Sophia Open Research Week2014(上智大学オープンリサーチウィーク2014)参加企画として登録されています。

9:15~ 受け付け開始

司会:小野 林太郎(東海大学)

10:00        開催挨拶          

10:10-10:50  基調講演 
「海のエスノ・ネットワーク論からみた東南アジア・オセアニア・琉球」
秋道 智彌(総合地球環境学研究所)

11:00         一般発表(午前)

司会:丸山 清志(パスコ株式会社)

11:00-11:30 「ミクロネシアの海域ネットワーク:その起源に関する一考察」印東道子(国立民族学博物館)

11:30-12:00 「海域ネットワークが生み出したリモートオセアニアの環礁景観」 山口 徹(慶応義塾大学)

12:00-12:50   昼食 12:50-13:30 会員総会

13:30     一般発表(午後)

司会:坂井 隆(国立台湾大学)

13:30-14:00  「更新世期以降における八重山列島の人類移住と海域ネットワーク:これまでの成果と課題」

       島袋 綾野(石垣市教育委員会)

14:00-14:30  「下田原期~無土器時代における先史宮古・八重山諸島と海域ネットワーク」

       山極 海嗣(琉球大学)

1430-15:00 「新石器~金属器時代におけるウォーラシア海域の人類移住と海域ネットワーク」

       小野 林太郎(東海大学)

15:00-15:15   休憩

司会:小野 林太郎

15:15-15:45  「新石器~金属器時代におけるフィリピンとその周辺地域における人類移住と海域ネットワーク:土器、甕棺、        副葬品から」田中 和彦(上智大学)

15:45-16:15 「鉄器時代の南シナ海における海域ネットワーク:耳飾の分布と年代からの復元の試み」

       深山 絵実梨(早稲田大学)

16:15-16:45 「鉄器時代の南シナ海における海域ネットワークと人類の移住:ベトナムの甕棺墓に残された証拠から」

       山形 眞理子(金沢大学)

16:45-17:45   総合討論

司会:坂井 隆

17:45      閉会挨拶

18:00 ~懇親会

*当日は日曜日のため、正門および東門のみ開門しています。
*学内学食は営業しておりません。昼食はご持参いただくか、四ツ谷駅周辺をご利用ください。
上智大学 行き方 
http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya






大 会 


2013年度東南アジア考古学会大会  ポスター表(16日) 裏(17日)
                                        チラシ(文字のみ)PDF
*16日午前開催:個別研究発表を追加しました (10月15日更新)
    14、15世紀海域アジアにおけるベトナム陶磁の動き
          -ベトナム・琉球・マジャパヒトー

 日 程:2013年11月16日(土)、17日(日)

 場 所:昭和女子大学 本部館3階 大会議室

 主 催:東南アジア考古学会、昭和女子大学国際文化研究所

 後 援:NPO法人アジア文化財協力協会

    
*要旨集:会員(無料)、会員以外の方(500円)

 【プログラム詳細】

1116日(土)

午前中:個別研究発表会

9:15~      受付

司会:      大坪聖子(早稲田大学ラオス人類学研究所)

10:00      開会挨拶
10:10~10 40 鈴木朋美 ベトナム・トゥーボン川流域における甕棺墓遺跡出土土器の型式編年
10 40~11 10 齋藤正憲 「辺境アジア」の土器作り:インドネシア・ジャワ島の事例
11 10~11 40 神野 信 ビデオ上映「ラオスの鉄器文化-再現された製錬技術」
11 50~12 20 向井 亙 14~18世紀、港市都市アユタヤの後背地貿易-タイ中北部ピサヌロークの視点から-
12 20~12 50 丸井雅子 ミャンマー・エーヤワディー流域の軒先瓦

12:40~14:00  昼食
 

午後:大会 テーマ「14、15世紀海域アジアにおけるベトナム陶磁の動き-ベトナム・琉球・マジャパヒト-」

司会:       丸井雅子(上智大学准教授)

14:00        趣旨説明
14:10~15:00  元末明初の中国と南海諸国  四日市康博(昭和女子大学非常勤講師)
15:00~16:20  ベトナム陳朝・黎朝の社会と文化 グゥエン・ヴァン・キム(ハノイ国家大学教授通訳あり)
16:30~17:20  ベトナム陶磁の生産地と編年 矢島律子(町田市立博物館学芸員)
17:30~19:00  懇親会

11月17日(日)

9:15~      受付

司会:      田畑幸嗣(上智大学非常勤講師)

10:00        挨拶
10:00~11:00  15世紀のマジャパヒト 深見純生(桃山学院大学教授)
11:00~12:00  トロウラン遺跡(マジャパヒト)出土の陶磁器  大橋康二
                               (NPO法人アジア文化財協力協会理事長・昭和女子大学客員研究員)12:00~12:50  昼食
12:50~13:30  会員総会

司会:      山形 眞理子(金沢大学特任教授)

13:30~14:00  ベトナム陶磁の輸出 阿部百里子(昭和女子大学客員研究員)
14:00~14:30  琉球出土のベトナム陶磁 新垣力・仲座久宜
                                     (沖縄県立埋蔵文化財センター主任、同主任専門員)
14:30~14:45  休憩
14:45~15:15  ベトナムにおけるチャンパ陶磁の研究 菊池誠一(昭和女子大学教授)
15:15~15:45  ラオス出土のベトナム陶磁 清水菜穂
(ラオス国立博物館)
15:45~16:15  フィリピン出土のベトナム陶磁 田中和彦(上智大学非常勤講師)

16:20~17:10  総合討論  司会:坂井 隆
                     (国立台湾大学芸術史研究所副教授、NPO法人アジア文化財協力協会 副理事長)
17:10       閉会挨拶

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東南アジア考古学会創立30周年記念大会

開催日時 2007年11月18日(日)午後1時30分~午後5時
会場 早稲田大学文学部(戸山キャンパス)36号館 681教室
講演者 安斎正人先生(考古学)
桜井由躬雄先生(歴史学)
新田栄治先生(東南アジア考古学)
2007年度大会
開催日

2007年6月23日(土)午後2時~4時30分
       24日 (日) 午前10時30分~午後4時

会場 上智大学図書館9階 921会議室
6月23日
(土)

13時30分 受付
14時00分  開会の挨拶(会長)

若手研究者による研究発表(発表25分、質疑応答5分)
14:10~14:40 渡辺慎也(早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程)
           「ベトナム・ハロン文化の磨製石斧」
14:40~15:10 小野田 恵(文京区教育委員会文化財調査員)
           「北属期の北部ヴェトナムにおける塼室墓の地域的研究
            ‐ハイズオン省を中心に-」
15:10~15:25 休憩
15:25~15:55 久保真紀子(上智大学大学院グローバル・スタデイーズ研究科博士後期課程)
           「クメール建築アンコール・ワット様式のナーガ装飾に見られる過渡的性格
            ‐様式研究に基づく編年試案」
15:55~16:25 丸尾弘介(柳川市教育委員会嘱託職員)
           「アンコール王朝期の灰釉陶器・瓦について」
17:30~19:30 懇親会(上智大学)

6月24日
(日)
10時   受付
10時30分  開会の挨拶(会長)

研究発表  テーマ「東南アジアの都市と都城」(発表40分、質疑応答10分)
午前の部 
10:40~11:30 宮城弘樹(今帰仁村教育委員会)
           「沖縄のグスクと集落‐今帰仁グスクを中心として‐(仮)」
11:30~12:20 中沢信一郎(早稲田大学総合研究機構ユネスコ世界遺産研究所)
           「阮朝京城の配置計画‐ヴィエトナム・フエの都城の概要‐」
12:20~13:20  昼食
13:20~14:20  総会
午後の部
14:20~15:10 坂井 隆(NPO法人アジア文化財協力協会)
           「インドネシア・マレーシアの都市と城郭」
15:10~16:00 田中和彦(上智大学外国語学部)
           「マニラ市及びその周辺地域における考古学的調査の成果と課題」
16時  閉会の挨拶(新会長)
2006年度大会
開催日 2006年7月1日(土)、2日(日)
会場 上智大学図書館9階 921会議室
7月1日
(土)

若手研究者による自由発表
川島秀義(鹿児島大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程)
  「ラオスの銅鼓-ルアンパバーン王宮博物館所蔵資料を中心に-」

宮崎晶子(上智大学大学院外国語学研究科博士後期課程)
  「観世音菩薩の化仏表現と千体仏-クメール美術バイヨン様式を中心に-」

コウ・ベット(早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程)
  「プラサート・スープラの構築年代-出土中国陶磁編年とテラスの変遷-」

佐藤由似(川口市遺跡調査会)
  「プラサート・スープラ遺跡出土の中国陶磁器とその性格-器種の定量分析を手掛かりとして-」

西野範子(日本学術振興会特別研究員)
  「ヴェトナム陶磁器の製作技術-ハノイ郊外バイハムゾン・キムラン遺跡出土遺物の研究から-」

7月2日
(日)
基調講演
石井米雄 先生(大学共同利用機関法人・人間文化研究機構長、京都大学名誉教授、元京都大学            東南アジア研究センター所長、上智大学アジア文化研究所名誉所員)
  「東南アジア史の定説の再検討」

シンポジウム『東南アジアの都市と都城 (2)』
伊東利勝(愛知大学文学部教授)
  「エーヤワデイ流域の古代都市」

平野裕子(日本学術振興会特別研究員)
  「港市オケオの形成と展開-メコンデルタの考古文化から見た「扶南国」像-」

下田一太(早稲田大学理工学部助手)
  「カンボジア、プレアンコール期のpura(城市)について-考古学的資料をもとに-」

深見純生(桃山学院大学文学部教授)
  「パレンバン再考-1400年の港市」
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